約三十年も商社マンで、家庭菜園すらやったことのない土をいじった経験のない私が家内を巻き込み、だれも育てたことのないヘーゼルナッツを信州で育てたいというあまりに無謀なプロジェクトを7年前の2014年にスタートさせ、「100年後の長野の農業を変える」を社是に株式会社フル里農産加工を起業し、以下に述べたことをイメージしながら毎日朝晩苗木に話しかけながら水くれをしたのです。弊社の地元である長野県長野市古里地区を『信州古里ヘーゼルナッツの里』として現在ではほぼ100%輸入に頼っているヘーゼルナッツの国産化を行い、りんご・ぶどうに続く信州特産の果樹にしていこうという想いが近隣の生産者さん、さらに長野県内に広がっており、弊社はこの想いに応え、事業の6次産業化することで自立できる農業の育成を目指します。
今は長野県というと「りんご」のイメージが強いですが、100年後にはヘーゼルナッツが信州の代名詞になることを目標としてヘーゼルナッツの国産化を推進しております。
そうすることによって、信州の若者が希望を持って農家を志せるように、また昨今のコロナ禍の時代に新たな事業を模索している方のために、安定した収入を確保でき、生産者の加工意欲を促す、未来の新しい農業の形をプレゼンできるようなビジネスモデルの手本になりたいと考えております。
現在、店舗・工場に隣接する約20aの畑で約150本、近隣の生産者さんの収穫と併せて約300kgのヘーゼルナッツを、自社の工房で1次加工したペーストや粉末を加えて、ヘーゼルナッツ関連商品に使用しておりますが、まだまだ足りない状況です。
そこで国内でも苗木を増やせるような体制を整えられるよう、生産者協議会を立ち上げ情報の共有もできるようにしたいと考えます。
全国の有名パティシェたちとも連携を深め、生産者協議会の賛助会員になってもらい、優先的に賛助会員さんから早く出荷ができるようなシステムの構築を考えております。
そうして地元自治協や自治体とも協力しながら古里地域を【信州ヘーゼルナッツの里】として魅力あるローカルにしたいと思います。
また、さらに、ここ数年の天候不良と投機目的により輸入ナッツの価格が高騰しているため、ヘーゼルナッツの国産化を目指す絶好のチャンスでもあります。
一緒にヘーゼルナッツを育ててみたい方。いつでもお声がけください。